おはようございます。。あべまつ&まぁです。
今回は喀痰吸引等研修の実地研修を書きます。介護士さんの資格については以前も書いていますので
参照してください。1・2号研修は50時間以上の講義と手技を行った後、病院または自分の働いている施設で患者さんや利用者さんに実際に手技を行っていきます。
口腔内吸引は10回以上、それ以外の手技は20回以上となります。喀痰吸引等研修は都道府県で行っているた
め地域によっても違いがあります。
在宅は3号研修となり8時間の講義と1時間の手技を勉強して、1回の見学と2回の連続合格となります。
(上記は大阪府)
例えば兵庫県で胃ろうまたは腸ろうの実地研修を受けると、ポタポタと栄養点滴チューブを使用して行う手技と半固形化栄養剤が必須となります。
実務者や介護福祉士の資格を持っている方を対象に喀痰吸引へ移行していただく講義をフォローアップ研修といいます。2~3日かけて講義と手技を行い、病院へ実地研修に行かれます。
実地研修は病院となることが多く患者さんに手技をして指導看護師さんに評価をしてもらいます。「頭が真っ白になりました」とご連絡を頂きます。
それでも必死に手技を勉強してきたので、当日の午後や2日目には落ち着いて看護師さんの指導内容がよく理解できた。また患者さんの状態を観察できるようになってきたと言われます。
1、2号研修の実地研修評価基準は①70%以上の合格率②最終3回は手技を間違わないこととあります。
口腔内吸引では10回行うので、3回間違うことはできます。ただし8~10回目に間違うと、その回数以降を1回目と数えていきます。エンドレスに合格できないことになります。
そのため毎回合格を目指して基本研修は完璧にお教えします。「歯を磨くように」「服を着るように」自分の獲得した手技となるように何回も何回も練習します。
自宅で家族に手順表を見てもらって覚える、自分の声を録音して聞きながら手を動かす、当直帯にお互いに確認する、車を運転しながら覚えるなど、皆さんの努力をお聞きします。
人の命にかかわる手技なので、こんなに勉強したことはなかったと言っていただけたら幸いです。
人は一万回その手技を行うと覚えるそうです。
一人でも多くの介護士さんに根拠を理解した手技をこれからも教えて行けるように頑張っていきます。