雑記

疲れやすさの原因は甲状腺?知っておきたい健康情報

今回は甲状腺(こうじょうせん)について書きます。

いつもお世話になっているコンサルさんが「最近階段を上がると途中で息切れがするんです」と言われ、
私の頭の中には甲状腺機能低下症?鉄欠乏性貧血?などの病名が浮かんできました。

健康診断には検査項目が含まれていないこともあり、詳しく調べてほしいと医師に相談してくださいとお伝えしました。
そして甲状腺機能低下症の疑いがあると内服治療を始められ、ずいぶんと体が楽になったと聞き、安堵しました。
意外と知られていない甲状腺機能について分かりやすく説明します。

甲状腺とは何をしているの?
甲状腺は、体の「エネルギー管理センター」

  • ホルモンを作る:エネルギーをどう使うかを指示するホルモンを作ります。
  • 代謝を助ける:食べたものをエネルギーに変える手助けをします。
  • 体温調節:体温を調整します。
  • 成長と発達:特に子供の成長や脳の発達に重要です。

甲状腺は体の「パワーコントロール」をしていることになります。

甲状腺はどこにあるの?
甲状腺は、喉の前面にある小さな蝶の形をした臓器です。

甲状腺の病気を早期に発見するための方法。
血液検査: 甲状腺ホルモン(T3、T4)や甲状腺刺激ホルモン(TSH)の
レベルを測定します。これが最も一般的で正確な方法です。
超音波検査: 甲状腺の形状や異常を確認します。
痛みはなく、体に害もありません。
触診: 医師が首の甲状腺を触ってしこりや腫れがないかを確認します。

甲状腺機能低下症とは?
甲状腺が十分にホルモンを分泌しない状態のため、次のような症状があります。

感情の変化:抑うつ気分や不安感が強くなることがある。
疲れやすさ:体がだるく、力が入らない。
体重増加:特に理由がなく体重が増える。
冷えやすさ:寒く感じやすく、特に手足が冷える。
髪の毛や爪の変化:髪の毛が抜けやすくなったり、爪が脆くなる。
心拍数の低下:心臓がゆっくりと打つ。
便通の変化:便が硬くなったり、便秘になることがある。
皮膚の乾燥:肌が乾燥してひび割れやすくなる。

治療として、薬の内服が必要な場合があります。
通常はホルモン補充療法(例えば、合成甲状腺ホルモン)となり、医師の指示に従って薬を正しく服用することが重要です。

甲状腺機能亢進症とは?
甲状腺機能亢進症は、甲状腺が活発に働きすぎて、体がエネルギーを速く使いすぎる状態で次のような症状があります。

発汗の増加:汗をかきやすくなる。
心拍数の増加:心臓が速く鼓動する。
不眠症:眠れない、または眠りが浅い。
体重減少:理由がないのに体重が減る。
易疲労感:疲れやすくなる。
手のふるえ:手足が震える。

治療として、甲状腺の活動を抑える薬を飲む場合があります。
また、症状が重い場合には手術が行われることがあります。

症状のある方や気になる事がある方はぜひ医師に相談してしてみてください。

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