介護士さんが対象
医療的ケアと喀痰吸引等研修の
専門用語が難しいので少しずつ説明していきます。
合わせてブログも読み直していただけましたら幸いです。
長年研修を行っていますが
今だにそうだったのか!と
教えていただけることもたくさんあります。
+1 医療的ケア
介護士さんの国家資格に必要である
実務者研修に含まれる医療的な手技
(吸引や経管栄養)を学ぶこと。
練習用の人形を使用して、
口腔内吸引(口から)
鼻腔内吸引(鼻から)
気管カニューレ内吸引(喉元に入っている気管カニューレ)
胃ろうまたは腸ろう、
経鼻経管栄養
上記の5項目(*A)の練習を行います。
各5回ずつ以上行い、
5回目手順書通りにできたら合格。
実務者研修の医療的ケアは
介護福祉士の試験を受けるための講義となるため、
実際に利用者さんに手技を行うことはできません。
実務者研修は通信教育が主体となる。
+2 喀痰吸引等研修
実際に施設や在宅で吸引や栄養の手技を
介護職員に実地してもらうために行う研修。
都道府県に申請する。
(無断で行うことは不可)
無資格でも受けることが可能です。
種類
第1号研修
可能対象者:不特定多数
5項目(*A)の実地研修
実施可能場所:施設全般・在宅も可
※人工呼吸器の装着の
気管カニューレは
改めて別コースの実地研修が
必要となる。
第2号研修
可能対象者:不特定多数
5項目(*A)から
施設に必要な行為の実地研修
実施可能場所:施設全般・在宅も可
第3号研修
可能対象者:特定の人
特定の人が必要な行為
実施可能場所:在宅介護
人工呼吸器の装着の気管カニューレの吸引も行える。
ただし、利用者さんお一人お一人に対し
実地研修が必要となる。
研修時間
第1号・第2号研修
50時間以上の講義と手技+実地研修
第3号研修
8時間の講義と1時間の手技+実地研修
いずれも対面授業。
コロナ禍のため一部リモート可。
(変更あり)
実地研修
研修修了後、自分の施設又は病院で
利用者又は患者に対して行う研修。
吸引や経管栄養を行う。
指導看護師
- 医療的ケア教員講習会の資格を有する看護師 正看護師5年以上
- 看護師が単独で講義や実地研修を行うことは不可能。
- 都道府県に申請した登録研修機関と通して研修と実地研修を施行する。
- 指導を行う前に正看護師5年以内に資格だけを取得しておくことは可能である。
- 初任者研修や3号研修は施設や在宅経験が必要となることがある。
+3 フォローアップ研修
実務者研修・介護福祉士を取得している
介護職員に実地研修や施設で
吸引や経管栄養が行えるように
指導する研修のこと。
登録研修機関に申請をして
自分の施設または病院で実地研修を施行する。
実務者研修は通信でテキストを学んでいるため、
主に手技の再確認と練習を行う。
2012年までに介護福祉士を取得された方は、
現場経験でテキストの内容は免除される。
私が講師をするフォローアップ研修では、
資格の違い、解剖学、安全、安楽に
吸引や栄養を行うことをお教えしています。
回数もできるだけ多く行っていただきます。
【情報】
・喀痰吸引等研修、フォローアップ研修
大阪・兵庫・奈良・和歌山
EPR株式会社 電話番号06‐7777‐1533
ホームページ:喀痰吸引等研修 | EPR株式会社 (epr-inc.jp)
・3号研修、実務者研修
ライフハーモニー介護スクール(大阪府)
ライフハーモニー介護スクール (life-harmony.jp
・初任者、実務者研修
介護のキャンパス
介護のキャンパス|初任者研修(旧ホームヘルパー2級)に特化した大阪の介護学校 (kaigo-campus.com)