介護日記

「車いすで初めての万博体験 〜障害があっても叶えられる、そんな看護と介護を〜」

先日、初めて車いすを使って、障害のある両親を介護タクシーで万博へ連れて行きました。

行く前は「大丈夫かな?」「疲れないかな?」と少し不安もありましたが、
当日を迎えてみると、そんな心配は吹き飛ぶほど、笑顔あふれる一日になりました。

介護タクシーは「介護・サポートタクシー リライアブル」のうすやま運転手さんにお願いし、
自宅から万博会場まで往復送迎していただきました。

「帰りがしんどければ早めに迎えに行きますし、最後まで会場にいたい場合もご連絡いただければすぐに迎えに行けるよう待機していますよ」と、
柔軟に対応してくださったおかげで、朝10時から夜7時過ぎまで安心して万博を楽しむことができました。

うすやまさんはとてもやさしく、運転も丁寧で、両親も安心して乗ることができ、
両親もとても喜んでいました。

会場で、車いすは東西の入口ゲート付近で、予約なしでも借りることができます。
私は西ゲートで約20分ほど並び、タッチパネルで手続きをして車いすを2台お借りしました。
名前・住所・電話番号を記入するだけで簡単に借りることができ、とても助かりました。
スタッフの方々も親切に対応してくださり、安心してスムーズに利用することができます。

車いすでゆっくりとパビリオンをまわり、会場では記念写真も撮ることができました。
両親は「まるで海外旅行に来たみたい!」と声を弾ませ、大屋根リングの迫力や美しさに感動していました。
当日入場できたパビリオンは
アラブ首長国連邦
トルコ
カタール
アゼルバイジャン
スペイン
ポーランド
コモンズC(共同館)

そして帰りの車の中で、「一生の思い出になったよ」と言ってくれたことが、
何よりもうれしく、心に残る一日となりました。

私は初任者研修で「障害があっても、本人の希望を叶えることが看護・介護でできることの一つなんです」と伝えています。
今回の体験は、それを自分自身で実感できた、貴重な一日でした。

介護やサポートは、「できるかどうか」ばかりに目が行きがちですが、
「やってみようかな」「行きたいって言ってたな」
そんな一歩から、素敵な景色が広がることもありますね。

今回お世話になった介護タクシーのご紹介
「介護・サポートタクシー リライアブル」のうすやま運転手 0120827014
「一般社団法人堺介護タクシー協会」の理事もされています。
堺介護タクシー協会の連絡先は0120099099(堺搬送)救急安心センターでも案内されているそうです。

万博に行くための情報にとても詳しい方で、自宅から万博までの所要時間や、渋滞がなければおおよその料金も事前に教えてくださいました。
気になることがあれば、なんでも気軽に相談できる、信頼できる運転手さんです。


ABOUT ME
あべまつ&まぁ
看護師としての経験を活かし、「医療的ケア」「喀痰吸引等研修」「医療的ケア教員講習」などの講師を務めています。 また、障害のある両親と暮らす日々の中で感じたことや、家族での旅行の記録、研修にまつわる学びなど、介護・看護に関わるさまざまなテーマを発信しています。 現場の声とあたたかい日常をお届けできればと思っています。

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