手技、観察項目、声掛けなどお伝えします。(一例です)
番号 | 手順 | 手技・声かけ |
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1 | 指示書 | 「指示書確認しました」 |
2 | 手洗い | 「手洗いしました」 |
3 | 物品確認と動作確認 | 「必要物品揃っています。(電源を入れ 連結管を折り曲げて吸引圧が上がることを確認する)動作確認しました」 |
4 | 運ぶ | 物品を居室へ運ぶ |
5 | 説明 | トントン失礼します「〇〇フルネームさん 今から口から(鼻から・気管カニューレ) から吸引をしても良いですか? |
6 | 環境と姿勢 | ①カーテンを閉める ②姿勢を整えます(後屈) |
7 | 観察する | ・「口の中を見せてください。」 出血なし、傷なし、入れ歯なし。 口の中に痰がありますね。 ・「鼻の中を見せてください。」出血なし、 傷なし、鼻水がありますね。 ・「気管カニューレを見せてください」 抜けなし、ガーゼ汚染なし、固定良し 「痰がありますね」吸引を行います |
8 | 手袋 | 清浄綿や吸引チューブの蓋を開ける。 手袋を清潔に装着する |
9 | チューブを清潔に取り出す | 右手(利き手)で吸引チューブを取り出す |
10 | (吸引器と連結管)連結する | 目の高さで連結する。 (チューブがどこにも触れないように先端の 清潔に注意する) |
11 | ✖今回乾燥法のため | ✖ |
12 | 電源を入れ、水を吸い 確認する | 右手でチューブの下から10cm部分を鉛筆持 ちで保持し、左手は連結部分が外れないように 持つ。左手で電源を入れ、洗浄水を吸い圧が上 がることを確認する |
13 | 先端の水をよく切る | 先端の水を縦に切る。どこにもチューブの先端 が触れないように清潔を保持する |
14 | 声掛け | 「今から口から吸引しますね」口・鼻は左親指 で根元をロックする。気管カニューレは解放し たまま。 |
15 | 挿入する | ゆっくり挿入する |
16 | 吸引する | 「始めます」と声をかけ、口・鼻は親指のロッ クを解除する。口・鼻15秒以内、 気管カニュ ーレ10秒以内で吸引する。 |
17 | 静かに抜く | 静かに抜く |
18 | 清浄綿で拭く | チューブの根元から下へ清浄綿で拭く |
19 | 洗浄水を吸引し汚れを落とす | チューブの中を洗浄水で吸い洗う |
20 | 電源を切る | チューブの清潔を保持したまま、電源を左手で 切る |
21 | 保管容器に戻す | 保管容器にチューブを戻す |
22 | 手袋をはずす | 手袋をはずす |
23 | 終了の声かけ、姿勢 | 「終わりましたので姿勢を整えますね」 |
24 | 観察する | 「口(鼻・気管カニューレ)を見せてくださ い。痰が取れました」 |
25 | 吸引前の状態と吸引後の状態 変化を観察する | 「吸引前に比べて呼吸は楽になりましたか? これで終わります。また何かありましたら声を かけてください」 |
26 | 経鼻経管栄養チューブが 口腔内に出てきていないか観察する(挿入している方のみ) | 経鼻経管栄養チューブが口腔内にないことを確認 |
27 | 手洗い | 手洗い |
28 | 報告 | 「報告します。フルネームさんの口腔内(鼻腔 内・気管カニューレ内部)の喀痰吸引が終わり ました。白いネバネバ(粘稠)痰が少量取れま した。吸引前に比べて呼吸は楽になったと言わ れています。」 |
29 | 経鼻経管栄養チューブが でてきていなかった ことを報告する (挿入している方のみ) | 「経管栄養チューブは出てきていません」 |
30 | ヒヤリハット・アクシデント | 「ヒヤリハット・アクシデントはありませんでした。 |
31 | 排液量が70%~80% | 「片付けます。吸引瓶の排液量は70%~80% 溜まっていないので破棄しません」 |
32 | 後片付け | 「後片付けしました」 |
33 | 記録 | 「記録しました」 |
シリーズ


②吸引の手順を忘れない!超シンプルな覚え方