医療的ケア

③吸引の手順を忘れない! 観察項目・声掛け

手技、観察項目、声掛けなどお伝えします。(一例です)


番号手順手技・声かけ
指示書「指示書確認しました」
手洗い「手洗いしました」
物品確認と動作確認「必要物品揃っています。(電源を入れ
連結管を折り曲げて吸引圧が上がることを確認する)動作確認しました」
運ぶ物品を居室へ運ぶ
説明トントン失礼します「〇〇フルネームさん
今から口から(鼻から・気管カニューレ)
から吸引をしても良いですか?
環境と姿勢①カーテンを閉める
②姿勢を整えます(後屈)
観察する・「口の中を見せてください。」
  出血なし、傷なし、入れ歯なし。
  口の中に痰がありますね。
・「鼻の中を見せてください。」出血なし、
  傷なし、鼻水がありますね。
・「気管カニューレを見せてください」
  抜けなし、ガーゼ汚染なし、固定良し
  「痰がありますね」吸引を行います
手袋清浄綿や吸引チューブの蓋を開ける。
手袋を清潔に装着する
チューブを清潔に取り出す右手(利き手)で吸引チューブを取り出す
10 (吸引器と連結管)連結する目の高さで連結する。
(チューブがどこにも触れないように先端の
 清潔に注意する)
11✖今回乾燥法のため
12電源を入れ、水を吸い
確認する
右手でチューブの下から10cm部分を鉛筆持
ちで保持し、左手は連結部分が外れないように
持つ。左手で電源を入れ、洗浄水を吸い圧が上
がることを確認する
13先端の水をよく切る先端の水を縦に切る。どこにもチューブの先端
が触れないように清潔を保持する
14声掛け「今から口から吸引しますね」口・鼻は左親指
で根元をロックする。気管カニューレは解放し
たまま。
15挿入するゆっくり挿入する
16吸引する「始めます」と声をかけ、口・鼻は親指のロッ
クを解除する。口・鼻15秒以内、 気管カニュ
ーレ10秒以内で吸引する。
17静かに抜く静かに抜く
18清浄綿で拭くチューブの根元から下へ清浄綿で拭く
19洗浄水を吸引し汚れを落とすチューブの中を洗浄水で吸い洗う
20電源を切るチューブの清潔を保持したまま、電源を左手で
切る
21保管容器に戻す保管容器にチューブを戻す
22手袋をはずす手袋をはずす
23終了の声かけ、姿勢「終わりましたので姿勢を整えますね」
24観察する「口(鼻・気管カニューレ)を見せてくださ
い。痰が取れました」
25吸引前の状態と吸引後の状態
変化を観察する
「吸引前に比べて呼吸は楽になりましたか?
これで終わります。また何かありましたら声を
かけてください」
26経鼻経管栄養チューブが
口腔内に出てきていないか観察する(挿入している方のみ)
経鼻経管栄養チューブが口腔内にないことを確認
27手洗い手洗い
28報告「報告します。フルネームさんの口腔内(鼻腔
内・気管カニューレ内部)の喀痰吸引が終わり
ました。白いネバネバ(粘稠)痰が少量取れま
した。吸引前に比べて呼吸は楽になったと言わ
れています。」
29経鼻経管栄養チューブが
でてきていなかった
ことを報告する
(挿入している方のみ)
「経管栄養チューブは出てきていません」
30ヒヤリハット・アクシデント 「ヒヤリハット・アクシデントはありませんでした。
31排液量が70%~80%「片付けます。吸引瓶の排液量は70%~80%
溜まっていないので破棄しません」
32後片付け「後片付けしました」
33記録「記録しました」

シリーズ

①吸引の手順を忘れない!シンプルな覚え方

②吸引の手順を忘れない!超シンプルな覚え方

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